1時間程度立ってPC作業…運動不足解消へ工夫

2017年10月09日のダイエットニュース

 働き盛りの体力低下の歯止めへ、知恵を絞る企業も出てきた。

 個人や法人向けに健康サポートサービスを提供する「ドコモ・ヘルスケア」(東京都渋谷区)は、2016年3月、オフィスに昇降式デスク105台を導入した。スイッチ一つで高さが変えられ、パソコン作業で座ったままの社員が、好きな時に1時間程度、立ってパソコンに向かう。眠気や足のむくみの改善に効果を感じる社員も多く、運動不足の解消に活用している男性(32)は、「何時まで立ってやろうと決めることで集中力も高まる」と歓迎する。同社ではデータ端末による社員の健康管理や朝のラジオ体操などの取り組みも行っている。

 スポーツ庁では今月、オフィスで働く男女が体を動かす機会を増やすために、スニーカー通勤の推奨を始めた。同庁では「手軽にスポーツをしてもらうことが必要。歩くなど身近にできることも含めてスポーツ参画人口を増やしたい」としている。


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